2008年11月4日火曜日

物質と精神の対立

かつては、物質は、精神と対立するものと考えられてきました。

しかし、今日では、神経外科および計量心理学の著しい発展により、一般的に頭脳の活動は、より私たちに親しみ易いものとなり、その神秘的な性格は払い落されてきています。

現在では、脳の機能について、かつて精神病理学や精神分析学によって得られたものよりも、もっと多くのことが解明されています。

この研究は、止むことなく発展し続けていますが、一方で、人々が少し不安に陥っているということも事実です。

というのも、彼等素人は、断片的知識から結論を引き出す、という誤りを犯すからです。

しかし、ためらいや当然起こりうる失敗をも乗り越えて、これらのパイオニア的研究者たちのことを、やはり信頼し続けるべきです。

なにしろ、私たちの文明が始まって以来、初めて、科学と精神作用が同じ道を歩んでいるのですから。

この両者は、本質的に、精神と物質、精神と脳とを、不可分一体とする関係にあります。