この時に大事なことは、一切の先入観を持たずに、とりわけ、いつも中傷ばかりをしている人たちの言う悪口に捉われることなく、本当に自分の内心に問うてみることである。
こうした人たちは、新しいものが、自分を今よりも不幸にするのではないかと恐れるあまり、既存のものに疑問の目を向ける勇気を持つことができず、むしろ、新しいものを中傷する方を選んでいる人達なのだ。
気の弱さ、恐れ、不幸、これが我々の祖先である、原始人以来続いている伝統、習慣、迷信にしがみついている人たちの精神状態だ。
原始人にとっては、理解できないものは、すべて必然的に奇跡、神のわざ、さもなくば悪魔のしわざだった。
彗星、黒猫、月食、すべてが悪運をはらう口実となった。なぜならおおよそすべてのものが、善いことか悪いことかの、必ずどちらかの前ぶれになっていたからである。
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