官能の著しい改良がなければ、絶えざる心理分析のいかなる進歩も、当然のことながらあり得ません。
なぜなら、抽象的な思考を除けば、外的および内的環境からのメッセージの性質が、あらゆる精神的活動の基礎になっえいるからです。
植物、動物、人間、つまりすべての生命体は、感覚系を備えています。それ無しには、生命は存在できないでしょう。
「感性(affectivite)」は、個人生活の情緒的な側面全体を支配する、深層意識です。感覚的なメッセージは、特に深く入りこみ、あるものは記憶されます。
感性は、ほとんどの知的活動の基盤を成しています。それは、私たちの深層意識に深く根を下ろしています。
つまり、私たちの理性は、こうした深層意識に対して、わずかの自律性しか持っておらず、従って、私たちが是非必要としている、エネルギーの秩序回復のためには、官能を利用する方法が大変重要となってきます。